令和５年９月１７日に、徳島市東沖洲に「東部防災館おきのすインドアパーク」がオープンしました。
旧印刷工場をリノベーションした施設は、防災拠点として役割を持ちつつも平時には広く市民が利用できる機能が充実しています。
特に子育て世帯のサポートが充実しており、子どもがのびのびと遊べるスペースや機能が充実しているだけでなく、施設内には子育て支援のコミュニティスペースも備えています。
そんな子育て世代必見の新施設を取材してきたのでご紹介します！

子育て世代は必見！ 雨天時でも1日中過ごせる充実の施設

「東部防災館おきのすインドアパーク」は、全天候型スポーツパークとカルチャー＆イベントスペースを備えた複合施設です。
全天候型の施設となっており、お出かけ場所に困る雨の日でも１日中過ごせる場所になっています。

建物は４階建（屋上含む）になっており、１階はフットサルやバドミントン等の多様なスポーツを楽しめるインドアスポーツパークと無料のキッズパークがある他、徳島市万代町で子ども食堂などを展開している「クレエール」が手がける身体に優しいカフェレストランも楽しめます。
２階はダンススタジオやキッチンスペース等のカルチャー＆イベントスペースが充実しており、各種カルチャースクールも開催されています。
３階は赤ちゃんを育てている方、もうすぐ家族として迎える方の居場所となるコミュニティスペース「クリエイティブラボ」があり、今後は学童保育もオープンする予定です。
４階（屋上）は、オーシャンビューを楽しめる絶景のスケートボードパークとなっています。

また大規模災害など有事の際には、支援物資を集積し輸送する防災拠点として活用されるため、災害に備えた施設となっています。

利用料は無料！ 開放的な空間で広がるキッズパーク

１階にあるキッズパークには、コンテナブロックで作られたアスレチックやボールプール、キッズボルダリングなど子どもたちがのびのびと遊べる設備が充実しています。
雨の日でも身体を動かして遊べるスペースでありながら、利用料は無料なのが嬉しいポイント。

子育て世帯の心強い味方！ 子育て支援スペースも併設

３階のクリエイティブラボは、「特定非営利活動法人 徳島の子育てに伴走する会マチノワ」の協力のもと、妊婦・親子・地域の居場所『マチノワみんなのお茶の間』が開設されています。
日常からすこし離れたサードプレイスで、その時に出会った参加者さん同士にぎやかにお話したり、スタッフにお悩み相談したり、自分に合った活用ができます。

また１階エントランス付近にあるテイクアウトカフェ「クレエール」（NPO法人クレエール）は、徳島市万代町で子ども食堂などの事業を展開しており、子育て世帯の頼もしい味方です。
県産食材を使用したハンバーガーやお弁当が好評で、リーズナブルな価格で提供されています。
さらに、今後は学童施設の入所も予定されており、子どもたちをサポートする横の連携も期待されています。

メインスポーツから人工スケートまで！ 若者に人気のスポーツスペース

１階のインドアスポーツパークは天井が高く、バドミントン・バレー・フットサル・３on３等の各種スポーツが十分に楽しめる施設となっています。コート周辺には荷物が入れられるボックス型の椅子も配置されており、団体利用でも快適に使用することができます。

２階では徳島市内初の人工スケートリンクがオープン。シューズ、ヘルメットのレンタルもあるので手ぶらで体験可能です。

４階（屋上）のスケートボードパークは、専用スペースとなっているので初心者でも安心して楽しめる練習場になっています。東は紀伊水道、北は吉野川、西は徳島市街地・眉山が見渡せる絶好のロケーションの中でスケボーを満喫できます。

各種カルチャー教室が実施中のカルチャーセンター

施設の各スペースを活用したワークショップやカルチャー講座が毎日のように開催されています。
キッチンスタジオやクラフトスタジも充実しているので、何か新しいことを始めてみたいという方はぜひ公式HPをチェックしてみてください。
イベント・ワークショップ情報はこちら

「もしも」に備えた防災拠点としての機能も充実

この施設は大規模災害など有事の際には、支援物資を集積し輸送する防災拠点になります。
そのため施設の多くは災害時に役割を迅速に担えるような工夫がされています。

例えば、子どもたちが遊べるキッズパークにはコンテナが多く使われており、災害時には解体して物資を運ぶコンテナに活用できます。

１階のカフェレストラン前のフリースペースは、建具を開放するとそのまま支援物資の搬入ができる空間に変わります。
近い将来必ず起きると言われている南海トラフ地震を始めとした災害の際にも、活躍が期待される施設です。

施設概要