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第9回徳島市移住者交流会を開催しました!

徳島市移住交流支援センターでは、徳島市に移住された方が交流する場として、定期的に移住者交流会を開催しています。
11月23日(土)に開催した9回目の移住者交流会のテーマは、徳島の誇る伝統文化「阿波人形浄瑠璃」。
芸術の秋、とくしま文化を味わい、交流しました。

徳島県には、全国の人形芝居のための農村舞台の9割があるそうです。
毎年10カ所前後の農村舞台で人形浄瑠璃の公演が行われているんだとか。

まさに徳島は全国有数の「人形浄瑠璃の国」なんです!

訪れたのは川内町にある阿波十郎兵衛屋敷。
県内20団体のうち12団体が、毎日2回の阿波人形浄瑠璃を代わる代わる上演する定期公演に加え、さまざまな演目の特別公演、人形浄瑠璃鑑賞講座などを開催しています。

この日の演目は、「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」、
1698年に罪状も明らかにされないまま藩の政策上の犠牲となって処刑された庄屋、板東十郎兵衛の名を借りてつくられたお家騒動の物語です。

太夫三味線は「喜笑会」人形は「阿波工芸座」の上演で鑑賞しました。

上演が終わると、会場内は拍手で包まれます。外国の方も来られていて、物語に涙したということを熱く語っていらっしゃいました。

その後は、人形遣い体験です!

ご指導いただくのは、人形浄瑠璃の文化を未来に繋げることを目的として2020年に立ち上げた人形座・みらい塾の皆さんです。
座員の最年少は何と3歳!子ども達が増えているんだそうです。頼もしいですね!

参加者の皆さんは3人グループに分かれて人形の元へ。主遣い・足遣い・左遣いと役割分担があることや、動かし方などを教えてもらいました。
ちなみにお名前は「タロウ」「ハナコ」「サクラ」「ジロウ」だそうです!

他にもこの日は特別展 「阿波木偶の衣装〜時代と想いが交差する〜」や・人形師による木偶制作実演も開催されており、皆さんも興味深く見入っていました。

第2部は交流会です。

場所を十郎兵衛屋敷の斜め前にある料理屋「酒井」さんに移し、飲み物とお菓子を頂きながら交流しました。

ゲストには徳島県立阿波十郎兵衛屋敷 館長 佐藤憲治氏をお迎えし、阿波人形浄瑠璃が生まれ育まれた徳島の環境や、人形で描き出す物語の魅力について語っていただきました。

参加者の皆さんの中には、浄瑠璃の人形である阿波木偶作り体験に参加を決めた方もいらっしゃいました、とてもいいきっかけになったのではないでしょうか。

佐藤館長のお話で印象に残ったのが、「スピードよりも繊細で丁寧な動きを大事にしてきた、まさに日本人ならではの心が映し出されているのが人形浄瑠璃」だとおっしゃっていたことです。
浄瑠璃とは、美しい宝石を意味する言葉なんだとか。
美しく淑やかに光るこの宝石を、末永く守っていきたいと強く思いました。

参加者の声①
60代女性「人形浄瑠璃の人形の扱い方を教えていただき、より浄瑠璃が身近に感じました。」

参加者の声②
50代女性「小学生の頃以来の人形浄瑠璃、興味深く見ることが出来ました。徳島の伝統を再発見できるといいなと思っています。」

参加者の声③
50代男性「今回人形浄瑠璃は2回目ですが、人形を操ったのは初めてでとても楽しかったです。古き良き物が色々あって楽しかったです。」


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