例年になく暑い日が続いていた今年の秋ですが、ようやく涼しくなってきた11月26日(日)、第5回徳島市移住者交流会を開催しました。
移住者同士の横のつながりづくりを目的に徳島市移住交流支援センターが主催しているもので、今回で5回目です。

読書の秋、ということで今回のテーマは「本と珈琲」
南内町に９月にグランドオープンした私設図書館「“好き”がつながるPARKET」を会場に、焙煎珈琲の提供やアナウンサーによる朗読で交流を深めました。

「PARKET」とは

徳島市では2020年度より、リノベーションまちづくりに取り組んでいます。
これは、遊休不動産や公共空間などの「今ある資源」を生かし、これまでにない新しい使い方でまちを変えていく民間主導のまちづくりの手法です。
去年11月に、リノベーションスクール＠とくしまが初開校、受講生がスクールで練り上げた事業プランから生まれた施設のうちの一つが、南内町1丁目にある「“好き”がつながるPARKET」です。

ゲストスピーカーにお迎えしたのは荒尾奈穂さん。本業はグラフィックデザイナーですが、徳島市主催の令和４年度「リノベーションまちづくり」1期生に参加し、「PARKET」創設メンバーとして企画から運営まで携わっています。
本棚には「いぬねこさんぽ」という名前で、自身のお子さんと制作した絵本や、おもちゃなどを展示中。
定期的に図書係を務め、「PARKET」に集う方々との楽しいひと時を生み出す事に尽力しています。

荒尾さんより、この場所が出来た経緯や、どんな風に運営されているのかをご紹介いただきました。参加者の皆さんは、リノベーションが進んでいく様子や、様々なイベントを開催し多くの人が利用している事に驚き感心していました。

テーマは「本と珈琲」

今回の交流会は「本と珈琲」という事で、自己紹介では好きな作家や本についても話してもらいました。
テーマに合わせて好きな本を持ってきていただいた方もいらっしゃいました！

徳島市幸町にある老舗珈琲店「可否庵」の焙煎珈琲をお供に、フリーアナウンサーの黒田忠良氏、清水宏香氏による朗読を披露。
PARKETのナチュラルな風合いの空間に、物語世界が浮かび上がり、観客は目を閉じて聞き入っていました。

「PARKET」に置いてある本にも多くの人が興味を持ち、ページを捲る姿も。
一箱本棚オーナーが持ち寄ったバラエティ豊かな本からは、そこにいなくてもオーナーさんの姿が浮かんでくるようでとても面白かったです。

個性あふれる図書やユニークなイベントを通して、好きな事を共有し繋がれる素敵な場所が、元空き家に生まれています。
参加者の皆さんは、徳島市に生まれた新しい交流の場を思い思いに堪能していました。

「PARKET」は基本的に図書係がいる日にオープンしています。
時間は朝9時～夜9時で、図書係は希望日を募り決定、一般の方にもＳＮＳなどでお知らせをしています。
詳しくはPARKETのSNSをチェック！

参加者の声

男性(60代)「(同じく東京暮らしをされていた方と)昔話が出来ました。朗読会の後、お隣の人に自作の詩を朗読させていただきました。」

女性(30代)「京都から越してきてあまり移住者との交流が無かったので充実した時間が過ごせました。」

女性(30代)「海、山、川、おいしい食べ物がたくさんあって何でも県内産でそろってしまうところがすごいと思います。阿波おどり以外にも素敵な文化があるので、もっと宣伝していきたいと思っています。」

女性(20代)「朗読のワークショップとかあれば参加したいと思いました。」

次回は1月開催予定！ ぜひご参加ください

徳島市移住交流支援センターでは定期的に移住者の集いを開催しています。次回の開催情報は公式HPやSNSで発信しますので、是非ご参加ください♪