お知らせ

ふるさとワーホリ

徳島市ふるさとワーホリ体験記No.42 胡桃澤さん

長野県出身、北海道在住。令和6年度徳島市ふるさとワーキングホリデー参加者。
藍染事業所「藍染工房ルアフ」で就労体験。

出身地と人口規模が近いので、比べてみたかった

ー普段はどういった活動をされていますか?
北海道の大学に通っており、美術教育について学んでいます。

ー徳島市ふるさとワーホリ参加のきっかけを教えてください。
阿波藍染と徳島のまちに興味があり参加しました!
私は長野県松本市出身で、人口規模が近い地方都市である徳島市と比べてみたいと思い、今回のワーホリに興味を持ちました。
大学では芸術と教育、地域をフィールドとしているため、藍染という地域の伝統的なものに携わりながら、一つの工房を通して徳島市を感じるきっかけを得たいと思い、応募させていただきました。

藍染という伝統工芸が繋ぐ「徳島」と「人」を感じた

ー「藍染工房ルアフ」での就労体験はどうでしたか?
藍染は小さい頃に一度地元の染物屋さんで体験したことがあっただけで、専門的知識も能力もありませんでしたが、藍染の基本的な知識や「攪拌」などの作業についてを教えていただき、自分自身で行うことで伝統工芸に携わることができました。
「攪拌」は毎日営業の終わりに行う作業で、最初は要領もつかめず大変でしたが、慣れてきた頃にはもう残りわずかとなり「あと数回しか攪拌できないのか」と少し寂しく感じました。
また、体験に来られたお客様の対応や実際の商品を作ってみる仕事、例えばハンカチや絞り縫いを行って染めるということも体験しました。
体験に来られるお客様は、藍染が初めてだったり、すでにリピーターの方だったり、一人だったり、数人だったりと、一週間という短い期間でたくさんの方と藍染を通して繋がることができ、伝統工芸が繋ぐ「徳島」と「人」を感じることができました。

一週間とは思えないほど充実し、濃厚だった

ーホリデープログラムの感想をお聞かせください。
ホリデープログラムは一週間とは思えないほどの充実ぶりで、とても濃厚でした。
特に印象深いものは眉山への登山で、長野県人なら山に登らないわけにはいかないと思い、挑戦させていただいたのですが、大学生で運動不足の私にはかなりキツく‥。
しかしながら、やはり登山というのは足を進めれば前に進み、上に進み、登頂することができ、頂上から眺めた徳島市は非常に綺麗で、函館山からの夜景を思い出しました。
私にとってはキツイ登山ではありましたが、徳島市にまた今度来た際にも登らなくてはならないな、と勝手に使命感を抱いています(笑)
事務局の方が予定してくださったプログラム以外にも、就労先の方とお昼に徳島ラーメンや食堂に行かせていただけたことで、徳島市をより満喫することができました。

旅行だけではもったいない、思わず住みたくなる

ー徳島市暮らしを体験してみてどうでしたか?
徳島市はコンパクトシティでありながらも、市内一円が個性に富んだ地域ばかりで「徳島市はこんなところ!」というのは難しいくらい色々な魅力に溢れているところだと思いました。
山にも海にも恵まれていることから何を食べても美味しく、しかも物価も特別高いわけでもなく、地元のスーパーに足を運べば、すだち一箱を1,000円しない値段で売っていたことには驚きでした。
徳島市で食べた半田そうめんや徳島ラーメン・うどん・そば・地鶏の全てが美味しかったです。
特に柑橘飲料「ザ・すだち」にハマってしまって一週間で10本以上、多い日は3本飲んだりもしたくらいです(笑)
また、自然が美しいのも大きな特徴で、川や山、海、それだけではなく晴天率の高さ、この環境の良さは旅行だけではもったいない、思わず住みたくなる、そんなところだと感じました。

ー徳島市の魅力をお答えください!
自然・食・文化・人。
豊かな自然に恵まれているからこそ美味しい食材ができる、その自然が藍染という文化をもたらす、そして人がそれを紡いでいく、とても素敵な地域だと思いました。
徳島市は色々なことにチャレンジする大人が多く、移住してきた方、ずっと徳島の方、色々な方が徳島市で生きているからこそ徳島市の魅力が今なおつくり続けられているのだろうなと感じました。
また、まちづくりを行政が大きく担うのではなく、自活的な組織があることも素敵だと感じました。
好きな場所、スポット的に言えばやはり眉山で、新町川も自分はかなり好きです。
到着初日に2時間ほど街を散策しましたが、その際も新町川沿いのベンチに座ってタブレットを広げて川を眺めながら作業をしていると、優しく落ち着いた気持ちになりました。

滞在スケジュール

9/1(日)■到着日/オリエンテーション/歓迎会
・事務局で参加者そろってオリエンテーション!
・徳島名物「阿波尾鶏」を味わえる居酒屋で歓迎会
9/2(月)■就労1日目/ホリデープログラム
・ひょうたん島ナイトクルーズに乗船
・徳島駅に近い人気のセルフうどん店で夕食
9/3(火)■就労2日目/ホリデープログラム
・徳島市のシンボル・眉山に徒歩で登山!
・先輩移住者が経営する餃子店で名物餃子に舌鼓
9/4(水)■就労3日目
9/5(木)■就労4日目
9/6(金)■就労5日目/ホリデープログラム
・阿波おどり会館で有名連による公演を鑑賞
・朗らかなお好み焼き店で「豆天玉」などを堪能
9/7(土)■ホリデープログラム/送別会
・藍染体験でオリジナルの作品を製作
・阿波十郎兵衛屋敷で阿波人形浄瑠璃の公演を見学
・老舗のそば屋で名物「そば米汁」などを堪能
・日本一カピパラの多いとくしま動物園へ
・日本一小さい山・弁天山に登山!
・吉野川サンセットクルーズに乗船
・人気の居酒屋で徳島の海鮮を楽しむ送別会
・一週間の思い出を肴にカラオケパーティー
9/8(日)■解散日

事務局から

昨年度はキャンセル待ちでしたが、今回は早めにお申し込みいただき、ご参加いただけて良かったです。
また、参加が決まって実際に徳島市を訪れる間にも熱心に予習されており、並々ならぬ熱意を感じていました。
地域づくりに興味があり、伝統産業そのものに加えて関わる人たちや産地全体にも触れて自分の考えを深めたいという思いから、就労中はお客さんだけではなく、色々な業種の関係者や地域の人たちが次々と訪れる環境が面白いと感心し、自ら交流を持とうとする姿が印象的でした。
ホリデーでも率先していろいろなことに積極的に取り組まれ、阿波おどり会館公演では最優秀賞をもらい、徒歩で眉山を登ろうという胡桃澤さんの前向きな声掛けで、おそらく一番思い出に残る経験をみんなで成し遂げることもできました。
これからも持ち前の向上心を生かして様々な地域を精力的に訪れることと思いますが、将来の活躍先の候補のひとつとして徳島市もぜひ加えておいてくださいね。

就労事業所「藍染工房ルアフ」

所在地:徳島市吉野本町6丁目42なじみ1F
業務内容:藍染体験の補助、藍染の染色など
公式HP:https://www.ebuchi-kyoudai.com/

藍染工房ルアフは、徳島市吉野本町にある藍染事業所です。
藍染体験を行っており、工房内のストーブで薪を燃やして作る灰を用いた天然灰汁発酵建ての藍染めは、薬品に頼らない古くからの伝統技法です。
藍染体験は手ぶらでも可能ですが、Tシャツやジーンズなど自分で染めたいものを持ち込んでもOK。キッズスペースがあるので小さな子ども連れで体験できるのも嬉しいポイントです。

CONTACT

徳島市移住交流支援センター

相談方法

直接訪問、電話、メール、LINEにて相談いただけます。
Zoomでのオンライン相談も実施可能ですので、
徳島市移住交流支援センターまでお問い合わせください。
(直接、ご訪問いただける場合は、事前にご予約をいただければスムーズです。)

公式LINEはこちらから

営業時間

午前10時から午後7時まで(年中無休。土曜・日曜・祝日も営業)※1月1日はお休みとさせていただきます。

問い合わせ先・住所

〒770-0834 徳島市元町1丁目24 アミコ東館1階外側
電話:088-621-5083
メール:tokushima@iju-tokushimacity.jp