お知らせ
ふるさとワーホリ
徳島市ふるさとワーホリ体験記No.38 諸さん
東京都出身、沖縄県在住。令和6年度徳島市ふるさとワーキングホリデー参加者。
藍染事業所「長尾織布」で就労体験。
「観光」より「生活」を感じる滞在をしたいと思い参加した
ー普段はどういったお仕事をされていますか?
教育機関にて事務補助の業務をおこなっています。
ー徳島市ふるさとワーホリ参加のきっかけを教えてください。
昨年、初めて徳島県を訪れた際にオーダーメイドツアー(移住交流支援センターが実施している、移住検討者それぞれのニーズに合わせた徳島市内の案内)で徳島市をめぐり、地域づくり活動をされている方々にお会いしたことで、「観光」より「生活」を感じる滞在をしたいと思い参加しました。
手間のかかった商品づくりに対する付加価値を目の当たりに
ー「長尾織布」での就労体験はどうでしたか?
商品を染める前の下準備、藍染、商品包装まで行い、藍染の商品が店頭に並ぶまでの工程を体験させていただきました。
藍染場の暑さや屈んだ姿勢での染め作業は、普段とは異なる環境や姿勢で疲れ果てましたが、この作業工程の一つひとつに作り手の「想い」も込められたうえで商品が完成していると知ることができました。
商品が機械で大量生産される時代ですが、手間のかかった商品づくりに対する付加価値を目の当たりにする機会となりました。
正直、中止かな…と覚悟も、市内を巡れたことに感謝
ーホリデープログラムの感想をお聞かせください。
台風10号の影響を受け、事務局の皆さんのホリデープログラムのプランニングがとても難しいと感じ、正直、中止かな…と覚悟していましたので、徳島市内を巡ることができただけでもありがたいと思いました。
「徳島ならではの料理」というリクエストに対しては、徳島市内の美味しいお店をセレクトしてくださり感謝しています。
地域の皆さんと距離を感じず、優しいと感じた
ー徳島市暮らしを体験してみてどうでしたか?
今回2回目の来徳ですが、迷子になることなく歩き回ることができ、昨年行きたいと思って行けていなかったカフェや、ローカル感が溢れるスーパーマーケットやケーキ屋さんにも行くことができました。
また、宿泊した蔵本エリアの散策などで地域の皆さんと会話をすることもでき、「住民」を体験しましたが、そんな中で自動車は必須、自動車が無いと移動に時間がかかるし出費も多くなると痛感しました。
ー徳島市の魅力をお答えください!
地域の皆さんが優しく、見ず知らずの私が声をかけてもあいさつや会話をしてくださる方がほとんどで、コロナ禍以降、人との距離の取り方に難しさを感じることもありますが、徳島では距離を感じずに接していただけたことは魅力的だと感じました。
滞在スケジュール
8/25(日) | ■到着日/オリエンテーション/歓迎会 ・事務局で参加者そろってオリエンテーション! ・徳島名物「阿波尾鶏」を味わえる居酒屋で歓迎会 |
8/26(月) | ■就労1日目 |
8/27(火) | ■就労2日目/ホリデープログラム ・眉山ロープウェイに乗って山頂へ ・老舗の街中華でご主人おすすめの名物料理を味わう |
8/28(水) | ■就労3日目 |
8/29(木) | ■就労4日目 |
8/30(金) | ■就労5日目/ホリデープログラム ・阿波おどり会館で有名連による公演を鑑賞 ・地元民がおすすめの人気居酒屋で打ち上げ |
8/31(土) | ■ホリデープログラム/送別会 ・阿波おどりミュージアムでバーチャル体験 ・リノベ倉庫街・万代中央ふ頭を散策 ・徳島の海の幸が揃うレストランでランチ ・藍染体験でオリジナルの作品を製作 ・四国八十八箇所札所をめぐるプチお遍路体験 ・老舗のお好み焼き店で「豆天玉」などを堪能 |
9/1(日) | ■解散日 |
事務局から
沖縄県からのご参加で申込みの時から台風を心配していましたが、まさかの滞在中一週間、迷走台風に翻弄されることになり、先の予定が立てづらい中で諸さんの温かい心づかいに助けられる場面も多く、感謝しています。
徳島で藍染施設を訪れたことがあると聞いていましたが、商品を染めるまでの準備から始まり、染液の調整、染め作業、包装まで、人の手と体力が必要だと実感され、伝統産業に携わる楽しさと大変さを知っていただくことができました。
帰られて職場の皆さんにお話しすることが楽しみだそうで、持ち込みで染めたシャツや手ぬぐい、オーダーで作った阿波しじら織のコートを沖縄でも着ていただいて、徳島の藍染をぜひ広めてください。
また、事前に徳島市のお店や名物を詳しく調べられたうえで、就労後の時間も有効に活用していろいろな場所を巡られたと伺い、うれしく感じました。
阿波しじら織の上着を着て手も藍色に染まっていたこともあってか、阿波おどり公演を鑑賞した際には地元の人と勘違いされるほどなじんで阿波おどりを楽しむ姿が印象的でした。
今度は台風の心配のない季節に徳島市を訪れてみてくださいね。
就労事業所「長尾織布合名会社」
所在地:徳島市国府町和田189
業務内容:藍染商品製造にまつわる準備等も含めた藍染作業全般に準ずる業務内容
公式HP:https://awa-shijira.com/
長尾織布合名会社は、徳島市国府町にある藍染事業所です。明治30年創業で、阿波藍と阿波しじら織の両方を手がけている工場。
阿波しじら織は、経糸の張力差を利用して生まれる独特のシボ(凸凹)が特徴で、サラリとした肌触りの良さが特徴。浴衣はもちろん、シャツやインテリア用品など現代の暮らしにフィットする品も多数生み出されています。
予約制で織物工場の見学や藍染体験を受け付けており、ショールームでは多彩な藍染、しじら織製品のショッピングも楽しむことができます。
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徳島市移住交流支援センター
相談方法
直接訪問、電話、メール、LINEにて相談いただけます。
Zoomでのオンライン相談も実施可能ですので、
徳島市移住交流支援センターまでお問い合わせください。
(直接、ご訪問いただける場合は、事前にご予約をいただければスムーズです。)
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午前10時から午後7時まで(年中無休。土曜・日曜・祝日も営業)※1月1日はお休みとさせていただきます。
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