お知らせ
ふるさとワーホリ
徳島市ふるさとワーホリ体験記No.37 中村さん
長野県出身、京都府在住。令和6年度徳島市ふるさとワーキングホリデー参加者。
藍染事業所「長尾織布」で就労体験。
ホームページの情報が充実、滞在中の想像がふくらんだ
ー普段はどういった活動をされていますか?
京都府の大学で、和食文化について学んでいます。
ー徳島市ふるさとワーホリ参加のきっかけを教えてください。
ワーホリを体験してみたいと様々な地域を見て検討していましたが、一番ホームページが充実しており、滞在中の想像がふくらみやすく、初心者にとても優しいなと感じて参加を決めました。
他の伝統産業を眺めた時のとらえ方や見方も大きく変わった
ー「長尾織布」での就労体験はどうでしたか?
一つひとつの商品が人の手で作られ、そのひとつの商品に関わる人間がどれだけいるかがよくわかり、現代の大量生産とは真逆の仕事で、伝統産業のものづくりはこうしてできあがっているのだと身をもって感じ、だからこそ、それ相応の価格なのだと思いました。
実際の就労体験は思っていたよりも暑くなく、爽やかな風を感じることができました。
藍は毎日様子が異なり、濃い日もあれば薄い日もある、従業員の皆さんはその様子をよく見ていて、その日の適切な染め方を判断するのがすごいなと思い、ひとつとして同じ作品ができあがらないからこそ価値があると感じ、総じて難しくて奥深い世界でした。
一週間の就労体験で、その場の一瞬の体験より遥かに現場を体感して観察することができ、他の伝統産業を眺めた時のとらえ方や見方も大きく変わり、自然と共に生きているのだなと改めて感じました。
別の藍染工房を知ることで、より深く感じ取ることができた
ーホリデープログラムの感想をお聞かせください。
台風の影響でイレギュラーが積み重なった一週間となりどうなってしまうのかなぁ、と不安に思っていましたが、事務局の皆さんが台風の影響で予定を組み替えないといけなくなっても、最善を尽くして動いてくださるなど非常に多くのサポートがあり、無事に徳島市を満喫することができました。
お遍路も体験でき、藍染も別の工房を知ることでいろいろと感じ取ることができました。
同じタームの仲間とも仲良くなることができて良かったです。
水がとても美味しく、そこから豊かな食が生まれている
ー徳島市暮らしを体験してみてどうでしたか?
自動車がないと不便な点は地方都市共通だなと思いました。
私は自動車を持っておらず徳島駅周辺のみしか探索できなかったので、自動車があればもっといろいろ見て回れて面白いかもなぁと思いました。
徳島ご当地グルメのフィッシュカツや竹ちくわ、お料理では鳴門金時のてんぷらやイリカス、徳島ラーメンなどを食べて徳島の食を存分に満喫できてよかったです、美味しかった!
ー徳島市の魅力をお答えください!
水が豊富で、美味しいことです。
私が住んでいる京都市と比べると徳島市は田舎かもしれませんが、水がとっても美味しくて恵まれている、そして水が美味しいから豊かな食が多くある、そんなところが魅力だと思います。
滞在スケジュール
8/25(日) | ■到着日/オリエンテーション/歓迎会 ・事務局で参加者そろってオリエンテーション! ・徳島名物「阿波尾鶏」を味わえる居酒屋で歓迎会 |
8/26(月) | ■就労1日目/ホリデープログラム ・ひょうたん島ナイトクルーズに乗船 ・徳島駅に近い行列店で、徳島ラーメンに舌鼓 |
8/27(火) | ■就労2日目/ホリデープログラム ・眉山ロープウェイに乗って山頂へ ・老舗の街中華で一番人気の名物料理を味わう |
8/28(水) | ■就労3日目 |
8/29(木) | ■就労4日目 |
8/30(金) | ■就労5日目/ホリデープログラム ・阿波おどり会館で有名連による公演を鑑賞 ・地元民がおすすめの人気居酒屋で打ち上げ |
8/31(土) | ■ホリデープログラム/送別会 ・阿波おどりミュージアムでバーチャル体験 ・リノベ倉庫街・万代中央ふ頭を散策 ・徳島の海の幸が揃うレストランでランチ ・藍染体験でオリジナルの作品を製作 ・四国八十八箇所札所をめぐるプチお遍路体験 ・風が吹き抜ける新町川沿いのお店でハッピーアワー ・老舗のお好み焼き店で「豆天玉」などを堪能 ・一週間の思い出を肴にカラオケパーティー |
9/1(日) | ■解散日 |
事務局から
今回ご参加いただいた皆さんの中で一番最初にお申し込みをいただき、ありがとうございました。
藍染が空気に触れて発色する様子を見て、最初に考えた人はすごいですねと、藍の歴史にも関心を寄せられ、合わせて就労先の長尾織布さんのもう一つの伝統産業「阿波しじら織」の製造現場も見られて、貴重な経験になったと思います。
最後に感想を聞いた時に「伝統産業を守っていかないといけない」という力強い言葉を聞いて、とてもうれしく、地元京都の様々な伝統産業に対するとらえ方も深化したようで良かったです。
大学では和食文化を学ばれているそうで、徳島の郷土料理のうち、地元の人でも好みが分かれるような料理にも果敢に挑戦し、美味しそうに食べている中村さんの笑顔が印象的で、水の美味しさまで感じていただけたことに感激しました。
徳島には季節に応じた美味しい食べ物がまだまだありますので、また今回とは違う季節に徳島市を訪れてくださいね。
就労事業所「長尾織布合名会社」
所在地:徳島市国府町和田189
業務内容:藍染商品製造にまつわる準備等も含めた藍染作業全般に準ずる業務内容
公式HP:https://awa-shijira.com/
長尾織布合名会社は、徳島市国府町にある藍染事業所です。明治30年創業で、阿波藍と阿波しじら織の両方を手がけている工場。
阿波しじら織は、経糸の張力差を利用して生まれる独特のシボ(凸凹)が特徴で、サラリとした肌触りの良さが特徴。浴衣はもちろん、シャツやインテリア用品など現代の暮らしにフィットする品も多数生み出されています。
予約制で織物工場の見学や藍染体験を受け付けており、ショールームでは多彩な藍染、しじら織製品のショッピングも楽しむことができます。
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徳島市移住交流支援センター
相談方法
直接訪問、電話、メール、LINEにて相談いただけます。
Zoomでのオンライン相談も実施可能ですので、
徳島市移住交流支援センターまでお問い合わせください。
(直接、ご訪問いただける場合は、事前にご予約をいただければスムーズです。)
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午前10時から午後7時まで(年中無休。土曜・日曜・祝日も営業)※1月1日はお休みとさせていただきます。
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〒770-0834 徳島市元町1丁目24 アミコ東館1階外側
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