お知らせ

ふるさとワーホリ

徳島市ふるさとワーホリ体験記No.31 馬場さん

福岡県在住。令和5年度徳島市ふるさとワーキングホリデー参加者。
木工事業所「有限会社 江淵鏡台店」で就労体験。

地方や工芸品、伝統産業に興味があり参加を決めた

ー普段はどういった活動をされていますか?
2023年秋に大阪の大学を卒業して、4月からの就職まで実家のある福岡県で過ごしています。

ー徳島市ふるさとワーホリ参加のきっかけを教えてください。
大学時代に地域創生をテーマとした卒業研究に取り組むなど、元から地方や工芸品、また伝統産業に興味があったためです。
その中でも徳島市のふるさとワーホリに取り組んだきっかけが三点あり、一つ目は徳島市の地場産業である木工事業所で実際に就業できる機会があったことです。
また、四国の中で唯一徳島県を観光したことがほとんどなかったこと、一週間という参加期間がちょうど良かったことも応募のきっかけとなりました。

幅広い体験を通じて徳島市の木工産業に触れることができた

ー「江淵鏡台店」での就労体験はどうでしたか?
まさに自分が期待していた形で事業所の方との交流ができました。
非常にアットホームな環境で、江淵鏡台店さんの歴史や徳島の名物など様々なことについて休憩時間を通じてお聞きすることができました。
また作業について、杢貼りの方法など技術的なことについて大変ご丁寧に教えていただいたり、遊山箱づくりにも取り組ませていただいたりと、幅広い体験を通じて徳島市の木工産業に触れられる貴重な経験になりました。

阿波おどりの練習参加は観光では触れられない体験

ーホリデープログラムの感想をお聞かせください。
一週間を通して大変充実したプログラムでした。
就業後に連れて行っていただいた阿波おどりの練習では、単なる観光では触れられない阿波おどりの一面を知ることができ、一週間の中で特に印象的な時間でした。
また、伝統文化体験に非常に興味があったため、藍染も楽しむことができました。

自動車を運転しなくても充実した一週間を過ごせた

ー徳島市暮らしを体験してみてどうでしたか?
金時豆が入ったお好み焼き、そば米汁やフィッシュカツなど自分の知らなかった徳島名物を知ることができ、食の面でも大変楽しむことができました。
今回就労した江淵鏡台店は徳島市中心部から徒歩や自転車での通勤が可能な距離にあり、飲食店も近くにあったため、自動車を普段運転しない私でも一週間過ごすことができて良かったです。

ー徳島市の魅力をお答えください!
食べ物、工芸、そして何よりも阿波おどりが徳島市の魅力だと思いました。
阿波おどりの練習を見学させていただきましたが、多世代で夏の本番に向けて日々練習に取り組み、地域やコミュニティを盛り上げようとしている風景は単純にかっこいいと感じましたし、これから先も残っていてほしいと思うものでした。

滞在スケジュール

3/3(日)■到着日/オリエンテーション/ホリデープログラム
・徳島産業支援交流センターで伝統工芸品を見学
・徳島中央公園の「蜂須賀桜」でお花見
・アットホームな雰囲気の居酒屋で歓迎会
3/4(月)■就労1日目/ホリデープログラム
・地元で人気の徳島ラーメンに舌鼓
・有名連の阿波おどり練習を見学・体験
3/5(火)■就労2日目
3/6(水)■就労3日目
3/7(木)■就労4日目
3/8(金)■就労5日目/ホリデープログラム
・阿波おどり会館で有名連による公演を鑑賞
・老舗のお好み焼き店で「豆天玉」などを堪能
3/9(土)■ホリデープログラム/送別会
・藍染体験でオリジナルの逸品を製作
・徳島の海の幸が揃うレストランでランチ
・ひょうたん島周遊船に乗船
・お洒落な倉庫街「万代中央ふ頭」を散策
・眉山ロープウェイで山頂へ
・徳島の地鶏「阿波尾鶏」が名物のお店で送別会
3/10(日)■解散日

事務局から

大学で地方創生をテーマに研究されていたということで、短い期間でしたが実際に生活してみることで、地方都市の実情を知っていただく良い機会になったのではないかと思います。
就業体験では木工に関する伝統技術の知識だけではなく、馬場さんから積極的に周りの方々とコミュニケーションをとることで、観光や文化・食べ物・街並みなどいろいろな角度からより深く徳島の魅力を感じていただけたのではないでしょうか。
阿波おどりに関しても、より深く魅力を感じていただけたようでうれしいです。
4月から始まる社会人生活では戸惑うこともあるかもしれませんが、今回のワーホリでの経験や仲間との思い出が少しでも力になればと応援しています。

就労事業所「有限会社江淵鏡台店」

所在地:徳島市末広一丁目1-40
業務内容:木工製品製造過程における、作業全般
公式HP:https://www.ebuchi-kyoudai.com/

江淵鏡台店は、木工産地・徳島で培われてきた伝統的な指物技術を継承しています。
和家具、和箪笥、お膳…あらゆる木の素材を、釘をつかわない伝統的な「指物技術」で仕上げます。
塗装においては、微妙な色彩をご要望に合わせて再現できる「後塗り」を得意としています。
一品一品、どの品にも、職人が心を込めておつくりしています。

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