お知らせ
ふるさとワーホリ
徳島市ふるさとワーホリ体験記No.68 菊池さん
神奈川県在住。令和7年度徳島市ふるさとワーキングホリデー参加者。
木工事業所「江淵鏡台店」で就労体験。

「仕事」という側面から伝統産業に触れてみたい
ー普段はどういった活動をされていますか?
現在、都内の大学で福祉やまちづくりについて学んでいます。その中でも農村部の地域活性化をゼミで学んでいます。実際に農村部へ足を運び、移住者へヒアリングを行ったり、地元愛について調査するなど幅広い視点から農村のまちづくりや地域コミュニティについて活動しています。
ー徳島市ふるさとワーホリ参加のきっかけを教えてください。
これまで活動してきた中で、文化や伝統産業に関しては、あまり深く触れる機会がなかったため、非常に興味を持っていました。そこで、体験的な学びだけでなく「仕事」という側面から伝統産業に触れてみたいと思い、今回のプログラムに参加しました。また、まだ訪れたことがなかった徳島に一度足を運んでみたいという気持ちも強くありました。
さらに、ふるさとワーホリは短期での参加が可能で、今回は1週間という期間だったため、学生の自分にとっても参加しやすいと感じたことも理由のひとつです。

職人の現場に温かく迎え入れられて
ー「江淵鏡台店」での就労体験はどうでしたか?
就労前は、木工にほとんど触れたことのない素人の私に、職人の方々の真剣な現場で果たしてできることがあるのかと不安を感じていました。しかし、いざ就労してみると「間違っても大丈夫だからね!」と温かい言葉をかけていただいたり、休憩時間にはテーブルを囲んで他愛もない話で盛り上がったりと、短い期間ながらも皆さんの一員として受け入れていただけたことがとても嬉しく、充実した学びの多い時間となりました。貴重な経験を数多くさせていただき、本当にありがとうございました。
就労してみて、少しでも気になることや分からないことがあればその場で質問すること、そして「やってみたい」という積極的な姿勢を持ち続けることが、体験をより充実させる鍵になったと感じています。
自分から話しかけることでたくさん話しかけてくれるようになった方もいらっしゃったので、作業は1人で進めることも多いですが、休憩時間には積極的にコミュニケーションをとることをおすすめしたいです。

幅広い角度から徳島を知ることができた
ーホリデープログラムの感想をお聞かせください。
訪れたい場所が多くありましたが、スケジュールを柔軟に調整していただいたおかげで、徳島市の魅力を存分に体感することができました。
実際に体験できるプログラムから、じっくりと鑑賞するプログラムまで、幅広い角度から徳島市の魅力に触れることができ、大変充実した時間となりました。徳島市の暮らしや魅力をより身近に感じられたことが嬉しかったです。
今回の経験を通して、徳島市をさらに知りたい、また訪れたいという思いが強まりました。

暮らしやすさと車社会の一面
ー徳島市暮らしを体験してみてどうでしたか?
生活に必要なお店が幅広く揃っており、想像していた以上に暮らしやすいまちだと感じました。一方で、天候が悪い日には道路が渋滞する様子に驚きました。車社会で、多くの方が車を利用されるからこそ生じる大変さもあるのだと感じました。
ー徳島市の魅力をお答えください!
徳島市の魅力は「人」と「自然」にあると感じました。出会った方々は皆さんとても温かく、やさしさに包まれているような雰囲気が心に残りました。
また、水の豊かさも徳島市ならではの魅力だと思います。市内を歩いてみると多くの川が流れており、川沿いを散歩したりランニングしたりする人の姿も多く見られました。地元の方々が日常の中で川とともに過ごしている様子から、自然と人とのつながりが徳島市の大きな魅力になっているのだと感じます。

滞在スケジュール
| 8月31日(日) 到着日/オリエンテーション | ・事務局で参加者そろってオリエンテーション |
| 9月1日(月) 就労1日目 | |
| 9月2日(火) 就労2日目/ホリデープログラム | ・新町川ナイトリバークルーズに乗船して、川の街・とくしまを体感! |
| 9月3日(水) 就労3日目 | |
| 9月4日(木) 就労4日目 | |
| 9月5日(金) 就労5日目/ホリデープログラム | ・眉山ロープウェイで「日本の夜景・百選」の絶景を楽しむ! ・阿波おどり会館で有名連による公演を鑑賞 |
| 9月6日(土) ホリデープログラム/送別会 | ・徳島市考古資料館で歴史を学ぶ ・阿波友禅で思い出の一品を作成 ・おさかな食堂で徳島の新鮮な魚介類に舌鼓 ・十郎兵衛屋敷で阿波人形浄瑠璃を鑑賞 ・徳島県立博物館で徳島を知る ・徳島名物のお好み焼き 豆玉を堪能 |
| 9月7日(日) 解散日 |
事務局から
ご自身で色んな地方でフィールドワークを経験され、地域産業にも興味を持っての参加でした。初めての伝統産業の現場で慣れないことが多かったと思います。そんな中でも、一つのことに集中して黙々と作業をする姿に、指導いただいた職人さんは感心していました。就労の最後に作った自分で考えた遊山箱は、色々なツキ板を貼り合わせてとても素敵なデザインに仕上がっていました。
就労先の紹介「江淵鏡台店」
所在地:
徳島市末広三丁目1-56
業務内容:
木工製品製造過程における、作業全般
公式HP:
https://www.hori-masa.co.jp/
江淵鏡台店は、木工産地・徳島で培われてきた伝統的な指物技術を継承しています。
和家具、和箪笥、お膳…あらゆる木の素材を、釘をつかわない伝統的な「指物技術」で仕上げます。
塗装においては、微妙な色彩をご要望に合わせて再現できる「後塗り」を得意としています。
一品一品、どの品にも、職人が心を込めておつくりしています。

CONTACT
徳島市移住交流支援センター
相談方法
直接訪問、電話、メール、LINEにて相談いただけます。
Zoomでのオンライン相談も実施可能ですので、
徳島市移住交流支援センターまでお問い合わせください。
(直接、ご訪問いただける場合は、事前にご予約をいただければスムーズです。)
営業時間
午前9時30分~午後6時30分(年中無休。土曜・日曜・祝日も営業)※1月1日はお休みとさせていただきます。
問い合わせ先・住所
〒770-0834 徳島市元町1丁目24 アミコ東館1階外側
電話:088-621-5083
メール:tokushima@iju-tokushimacity.jp