お知らせ
ふるさとワーホリ
徳島市ふるさとワーホリ体験記No.57 大濱さん
大阪府在住。令和7年度徳島市ふるさとワーキングホリデー参加者。
藍染事業所「長尾織布」で就労体験。

中央が大濱さん
タイミングが重要だと思っていた中で、自分にぴったりの体験と感じた
ー普段はどういった活動をされていますか?
現在、次の挑戦に向けて準備をしています。将来的には伝統工芸に関わる仕事をしたいと考えており、そのための経験や地域での暮らしを学ぶことに関心を持っています。
ー徳島市ふるさとワーホリ参加のきっかけを教えてください。
移住を検討していた際に、伝統工芸で働きたいという相談をしたところ、大阪にある徳島県の移住窓口の相談員さんから「ちょうど徳島市で魅力的な体験があります!」とおすすめしていただき、応募を決めました。タイミングや機会も重要だと思っていたので、自分にぴったりの体験だと感じました。

少しずつ形になる過程を体感
ー「長尾織布」での就労体験はどうでしたか?
とにかく楽しかったです!暑さ対策も気を付けて下さっていて、井戸水を使うので暑さも幾分楽でした。
長尾さんは歴史もあり、織物も染物も一貫して自社で作り上げるという深い独自性がありながら、皆さんがウェルカムな雰囲気を持っていらっしゃり、自由度も許容範囲もとても広い事業所だと思いました。自由に写真を撮らせていただけるし、各所の職人さん方の所に連れて行って下さりお話を聞かせていただけて、気になることは全て笑顔で教えて下さいました。
工場見学や体験を積極的に行っていらっしゃるからかと思いますが、徳島の風土が産んだ人間性も感じられ懐の広さと皆さんの優しさに感服です。
藍染は幼い時に体験をした程度で、綺麗な紺色になるという程度の認識しかなかったのですが、初めて大きな龜に触れ、藍の変化や染め重ねを経験し、就労したことで徳島の藍文化を知ることができました。時間をかけたことで理解でき、身体で学ぶことができたと思います。

全部全部が学びになり新鮮で、飽きることが無かった
ーホリデープログラムの感想をお聞かせください。
ひょうたん島クルーズでは、川沿いの文化を知ることができ、眉山からの眺望では、煌めく城下町文化を実感し、阿波おどり会館では、踊りの音と美しさの魅力にハマり(本番の徳島は血が踊りますね!)鳴滝では、枯れない水の文化を知り、徳島県立博物館では、地層や海路の恵みの歴史を学びました。
新鮮なお魚とお味噌汁の美味しかったこと!
浜辺の暑さ、阿波人形浄瑠璃の語りと三味線と人形遣いが一体となって観客を巻き込む情熱、企画展(あっ!藍染!)も阿波十郎兵衛屋敷自体も魅力的でした!
藍染工房ルアフさんでは、藍染の可能性の広がりを知り、最後のBBQでは、尽きないほど沢山お話できました。
全部が全部学びになり新鮮で、飽きることは無かったです!

徳島市自体がこんなに広く、風景も違うんだということが初めて分かった
ー徳島市暮らしを体験してみてどうでしたか?
徳島駅の付近は何でもあり、生活には全く困らず、この時期特有の阿波おどりの熱気に包まれていく生活が魅力的だなと思いました。
市街地から自然豊かな側面まで、徳島市にはたくさんの顔があり、場所によって風景や雰囲気が違うことに就労して初めて分かりました。
ー徳島市の魅力をお答えください!
徳島の魅力は、阿波おどりに対する街全体の一途な想いや熱量、海・山・川といった多彩な自然環境に恵まれていることです。さらに、温かくおおらかな人柄や、自転車文化が根付いた暮らしやすさも感じられます。
加えて、新鮮なお魚やうどん、和菓子など、美味しい食も楽しめる街です。

滞在スケジュール
| 7月27日(日) 到着日/オリエンテーション | ・事務局で参加者そろってオリエンテーション |
| 7月28日(月) 就労1日目 | |
| 7月29日(火) 就労2日目/ホリデープログラム | ・新町川ナイトリバークルーズに乗船して、川の街・とくしまを体感! |
| 7月30日(水) 就労3日目 | |
| 7月31日(木) 就労4日目 | |
| 8月1日(金) 就労5日目/ホリデープログラム | ・眉山ロープウェイで「日本の夜景・百選」の絶景を楽しむ! ・阿波おどり会館で有名連による公演を鑑賞 |
| 8月2日(土) ホリデープログラム/送別会 | ・鳴滝でマイナスイオン吸収! ・県立博物館で徳島を学ぶ ・おさかな食堂で徳島の新鮮な魚介類に舌鼓 ・徳島市の憩いのビーチ 小松海岸を散策 ・阿波十郎兵衛屋敷で人形浄瑠璃を鑑賞 ・藍染工房ルアフで思い出の一品を作成体験 ・事務局と徳島産食材で送別BBQ |
| 8月3日(日) 解散日 |
事務局から
阿波しじら織や藍染にたいへん興味を持たれて、工場の様子や作業の写真を撮りながら楽しそうに仕事していましたね。「生地が藍色に変わる瞬間が好き」と、本当に藍染が好きなことが伝わってきます。毎年徳島にも来られているとのことで、今回の一週間の生活を経験したうえで、移住先の候補として考えてもらえたらうれしいです。
就労先の紹介「長尾織布合名会社」
所在地:
徳島市国府町和田189
業務内容:
藍染商品製造にまつわる準備等も含めた藍染作業全般に準ずる業務内容
公式HP:
https://awa-shijira.com/
長尾織布合名会社は、徳島市国府町にある藍染事業所です。明治30年創業で、阿波藍と阿波しじら織の両方を手がけている工場。
阿波しじら織は、経糸の張力差を利用して生まれる独特のシボ(凸凹)が特徴で、サラリとした肌触りの良さが特徴。浴衣はもちろん、シャツやインテリア用品など現代の暮らしにフィットする品も多数生み出されています。
予約制で織物工場の見学や藍染体験を受け付けており、ショールームでは多彩な藍染、しじら織製品のショッピングも楽しむことができます。

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徳島市移住交流支援センター
相談方法
直接訪問、電話、メール、LINEにて相談いただけます。
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徳島市移住交流支援センターまでお問い合わせください。
(直接、ご訪問いただける場合は、事前にご予約をいただければスムーズです。)
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午前9時30分~午後6時30分(年中無休。土曜・日曜・祝日も営業)※1月1日はお休みとさせていただきます。
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〒770-0834 徳島市元町1丁目24 アミコ東館1階外側
電話:088-621-5083
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