大阪府出身・在住。令和６年度徳島市ふるさとワーキングホリデー参加者。
藍染事業所「藍染工房ルアフ」で就労体験。

藍染が仕事としてやりたいことのひとつだった

ー普段はどういった活動をされていますか？
大阪府で服飾専門学校に通っています。

ー徳島市ふるさとワーホリ参加のきっかけを教えてください。
藍染に興味があり、仕事としてやりたいことのひとつでもあったため、藍染事業所で就労体験ができる徳島市ふるさとワーホリへの参加を決めました。

より藍染に携わりたいという確信を得られる機会だった

ー「藍染工房ルアフ」での就労体験はどうでしたか？
すごく感謝したい、いい経験になりました。
いい経験以上で、自分の将来の職業に関わることであり、より藍染に携わりたいという確信を得られる機会でした。
個人でどうするべきかと考えていた時は、全く頼る先がなくて困っていましたが、今回のワーホリを通じて可能性をすごく感じました。
職場もすごく和気あいあいとしていて、仕事というよりも学んでいる感覚でいつでも質問ができて助けてくれ、毎日が新鮮で徳島の方々の温かい人柄を感じることができました。

元々興味がなかったことも、行く場所全てが楽しかった

ーホリデープログラムの感想をお聞かせください。
元々自分が興味がなかったとしても、すごい圧倒されるイベントばかりでした。
それは食に関しても、人に関しても、伝統に関してもです。
地元の人達はそれしかないとかあんまり…とか言っていましたが、私はそうは思わないくらい本当に行く場所行く場所全てが楽しかったです。

会う人会う人みんなが、情熱や信念を持っている

ー徳島市暮らしを体験してみてどうでしたか？
めちゃくちゃ田舎なわけではないので、徳島駅前は交通アクセスが悪いわけでもなく、コンビニもあり、ある程度の生活環境が整っていると思いました。
ただ、郊外に自由に行くためには運転免許が必須で、自動車がなければバスでの移動となり、支払方法が現金だけなので、基本的にマイペースな方や方向音痴の方は苦労しそうに感じました。
また、全体的に営業時間が早く終わるお店が多く、なかなか行きたいお店に行けませんでしたが、夜は基本的に涼しくて治安も悪くないので、出歩いても大丈夫でした。
方言も関西とそれほど変わらず、宿泊していたホテルからは徒歩圏内でたくさん行ける場所があってよかったです。

ー徳島市の魅力をお答えください！
出会った人が皆さん良い人でした。
自分自身が藍染に携わりたいと強く思っているからこそ出会えたのかもしれず、また彼らにとってはそれが普通なのかもしれませんが、とにかく会う人会う人が情熱や信念を持っているととても強く感じました。

滞在スケジュール

事務局から

将来、徳島で藍染に携わる仕事をしたいとの明確な目標があり、事前面接の時から熱い思いが伝わっていました。
就労事業所では「学ばせてもらっているのに、給料までもらえるのが申し訳ない」という謙虚な気持ちを持ちつつ、染め作業はもちろん、材料の仕入れ先や外注の抜染企業等の情報収集まで熱心に勉強され、最後には「次は藍建て作業の時に来ます！」と次の訪問も約束して帰ったと聞き、将来藍染に携わるための本気度を改めて実感しました。
就労後の時間やホリデーの合間にも、先に調べてきていた藍染に関係する場所や、趣味のカフェ巡りをしていたとのことで、逆に阪本さんに教えていただいた、おすすめのカフェにも後から行かせてもらいました。
学校でしっかりと学ばれた後、実際に徳島市で藍染に関して起業をする際には、移住交流支援センターもしっかりとサポートしたいと思っていますので、これからも引き続き夢を目指してがんばってください！

就労事業所「藍染工房ルアフ」

所在地：徳島市吉野本町６丁目４２なじみ１F
業務内容：藍染体験の補助、藍染の染色など
公式HP：http://www.indigo-dyeing.sakura.ne.jp/

藍染工房ルアフは、徳島市吉野本町にある藍染事業所です。
藍染体験を行っており、工房内のストーブで薪を燃やして作る灰を用いた天然灰汁発酵建ての藍染めは、薬品に頼らない古くからの伝統技法です。
藍染体験は手ぶらでも可能ですが、Tシャツやジーンズなど自分で染めたいものを持ち込んでもOK。キッズスペースがあるので小さな子ども連れで体験できるのも嬉しいポイントです。